カテゴリ:ダイカストとは?( 7 )

こんな製品です。

§ダイカスト製品
使用材料として、「亜鉛」「アルミニウム」「マグネシウム」などの非鉄金属と
その合金で、優れた寸法精度の製品が、短時間に大量生産できることから、
自動車関連部品に多く使用されてきました。近年、金型技術の発達、
合金素材の改良により、通信機器、建築材料、産業機械など、急速な需要の
広がりをみせています。特に、マグネシウム素材の開発で、デジカメ、
パソコン、携帯電話などにも使われることになり、事務用品、日用品、身近な
雑貨から最先端機器に至るまで、その用途を拡大しています。代表的な
製品は以下の通りです。

自動車関連品
カーナビ部品、ドアノブ、サスペンション部品、ミラー固定金具など。
シリンダーブロック、クランクケース、ミッションケース、
トランスファーケースなど。

また、自動車への、アルミニウム部品適用拡大の流れから、
従来、板金部品が大半であった、車体へのダイカスト部品適用も
広がっています。

自動車部品以外の代表例
玩具ミニカー、超合金ロボットなど
家電関連冷蔵庫、洗濯機、ビデオ、ミシン、掃除機、テレビなど
事務用品パソコン、プリンター、FAX、コピー機など
日用品カメラ、釣具、ファスナー、アクセサリーなど
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by kyoeidc | 2013-03-08 13:39 | ダイカストとは?

他の鋳造法との比較。

§他の鋳造法との比較
ダイカスト鋳造法は、量産性や製品肌の美しさにおいて
優れている反面、材料を高速で金型に圧乳することで、
空気の巻き込みや金型の隅部分への充填不足による
不良の発生率が高いです。
また、砂型に比べ、熱伝導率が高いため、材料の
凝固速度が高く、湯境が発生しやすいので、大型品や
肉厚品、高い強度を必要とする部品などへの適用が
難しいです。
2000年代に入り、より高い品質を目指し、技術向上が
顕著で、いわゆる特殊ダイカスト法が開発されています。
真空ダイカスト法、局部加圧法、酸素置換法などがあります。

工法    ダイカストと比べての特徴
砂型    鋳物大物が作れる
       ダイカストに出来ぬ鉄や銅が使える
       少量の生産に経済的
金型鋳物 金型費が安い
       使用される合金種が多い
       熱処理、溶接が容易
鍛造鋳物 肉厚部品が出来る
       密度が高く機械的性質に優れる
       内部品質が安定

部品製造においては、ダイカストは、経済的にも機能的にも
優れている点が多いです。ただし、他の製造方法も、
それぞれ固有の長所を持っています。部品精度、コスト、
強度、大きさ、外観など、各項目を検討して決定することが
必要です。
工程の短縮とリサイクルの要請から、自動車業界を中心に、
ダイカストへの依存が高まっている傾向にあります。
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by kyoeidc | 2007-02-01 08:36 | ダイカストとは?

ダイカストの材料。

§ダイカスト用合金
ダイカスト用合金には、各種の非鉄金属があります。
アルミニウム合金、亜鉛合金、マグネシウム合金などです。
以上の3合金はJISに規定されています。
その他に、銅、鉛、錫などの合金も使用されていて、それぞれ
異なった特徴を持っています。

1.アルミニウム合金
最も経済的で、鋳造しやすいため、生産量が多いです。
機械的性質や鋳造性に優れています。

2.マグネシウム合金
実用金属中、最も軽量です。
耐食性に弱いので、防錆処理が必要です。
近年、高純度の耐食強化合金が開発されています。

3.亜鉛合金
アルミに次いで、生産量が多いです。
他の合金に比較して、肉薄で精密な精度が得られます。
微量不純物の混入により、経年劣化することがあります。
光沢鍍金が、容易に出来る利点があります。

4.銅合金
ダイカスト用合金として、黄銅があります。
アルミに比べて、硬度、対摩擦、耐食性に優れています。

5.鉛・錫合金
使用例は極めて少ないです。
錫合金は、超精密部品や、食物・科学薬品と接触する部品に
使用されています。
鉛合金は、高比重を必要とされる場合に使われています。
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by kyoeidc | 2007-01-31 17:55 | ダイカストとは?

金型について

§金型
金属製の精密鋳型で、一般的に、固定型と可動型で構成されます。
二つを合わせることで、掘り込み面や空間に変化を持たせます。
また、固定型可動型だけだと、上下面の形状しか出来ませんが。
「スライド」と呼ばれる別パーツを付けることにより、より複雑な
形状の製品が製作可能です。

素材は、炭素鋼や熱間工具鋼など、特殊鋼材が使われます。
樹脂金型と同じ素材だと、金属の溶解温度に鋼材が負け、
極端に寿命が短くなるからです。

表面コーティングをすることにより、金型寿命をUPさせることも
あります。
コーティング方法は色々な方法があり、それぞれに特徴があります。
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by kyoeidc | 2007-01-29 09:00 | ダイカストとは?

ダイカストマシン。

§ダイカストマシン
現在のダイカストマシンの主流となっている横型ダイカストマシンは、
アメリカのドーラ氏によって開発されました。主として、亜鉛合金、
鉛合金などの鋳造に使用され、『ホットチャンバ』と言われています。

一方、『コールドチャンバ』は、アルミ合金、マグネシウム合金など、
高融点の金属鋳造に使用され、大型の製品の鋳造が可能です。
鋳造サイクルタイムは、ホットチャンバが良いです。

機械の大きさは、金型の締め付けの力で表現します。
高圧力で材料を打ち込む為、製品が大きい程、大きい力が必要です。
小さい機械は「10t」前後、大きい機械は「1000t」を越えるものも。

マグネシウムやアルミニウムをホットチャンバ方式で鋳造したり、
亜鉛をコールドチャンバで鋳造したりもしています。
日々、機械は進歩しているので、これだけしか使えないというものでは
ありません。
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by kyoeidc | 2007-01-26 08:39 | ダイカストとは?

製造方法。

§製造方法
ダイカストは、原材料である『合金』と、鋳造加工する『金型』、
そして原材料を充填する『機械:ダイカストマシン』の3要素から
成り立っています。
原材料が、製品となるまでの工程が、最短の工法です。
つまり、

『合金(材料)』⇒『溶解(溶かす)』⇒『鋳造(作る)』
⇒『トリミング(切り離し)』⇒『仕上加工(バリ取り)』
⇒『後加工(機械加工)』⇒『表面処理(コーティング)』
⇒『検査出荷(確認)』

という工程を踏まえます。
「仕上加工」以降、途中の工程が省ける製品もあります。

鋳造時に金型を使用しますが、外注製作が多いです。
近年、金型専門業者で作らず、設計から金型製造までを
自社製作の工場も増えています。
弊社も自社製作の工場です。
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by kyoeidc | 2007-01-24 19:14 | ダイカストとは?

ダイカストについて

§ダイカストとは?
ダイカスト(die casting)とは、金型鋳造工法のひとつです。
特殊合金で出来た金型に、溶かした金属を、機械を使って高圧入
することにより、高い精度の鋳物を作れ、短時間での大量生産が
可能です。
この鋳造法自体だけでなく、出来た製品のことをダイカストと
呼ぶこともあります。

§ダイカストの歴史
奈良の大仏にみられるような、昔からある砂型鋳造工法に比べ、
ダイカストの歴史は、比較的新しいものです。砂型鋳造や、それ
から発展した石膏型鋳造は、製品1個に1回、型を壊す必要があり
ます。次に、同じ型から製品を大量生産できるように、金型が考案
されました。
その後、溶かした金属を、圧力を掛けて注入する方法、つまり、
ダイカストが生まれました。
1838年、アメリカのバース氏によるダイカスト活字の製品化です。
以後、1950年頃より、合金素材、ダイカストのマシンの改良が
急速に進みます。
2000年代には、機械のコンピュータコントロール化、大型化も進み、
生産性の向上と製品の多様化が顕著になっています。
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by kyoeidc | 2007-01-22 18:20 | ダイカストとは?